ツバキ科に属する常緑高木のカメリア油は日本女性の肌や黒髪を美しく保ってきたオイルです。硬い褐色の種を2、3個出して抽出します。中国産のものも市場に出回っていますが、オレイン酸が低めです。
植物データ
| 学名 | Camellia japonica |
| 科名 | ツバキ科 |
| 産地 | 日本 |
| 抽出方法 | 種子を低温圧搾 |
| 浸透性 | 良い |
| 感触 | 普通。精製度によって異なる。（精製度が高いものほど滑りが良い。） |
| 香り | トリートメント用は無臭。ヘアケア用は独特の香り |
| 使用期限 | 開封後1年 |
| 保存方法 | 常温、または冷暗所 |
| 購入ポイント | 精製・脱臭したオイルはアロマ専門店にて購入可能。 |
主成分とその働き
オレイン酸85〜90％、パルミチン酸10％。
栄養と潤いを与えるため、ふけや育毛、白髪、髪の弾力を与えるなどのあらゆる頭皮と髪のケアに向いています。紫外線の吸収力や保湿力が高く、ホホバ油と同じように安全性の高いオイルとして知られているため使いやすいオイルでもあります。独特な香りなうえにやや油っぽいと感じる感触ですがよく浸透するので効果を実感しやすいでしょう。酸化しやすいリノール酸が2〜4％と極端に少ないので安定性もあり、トリートメントに使用しやすいオイルです。
おすすめの使い方
夏の紫外線ダメージが気になるときに使ってみて欲しいオイルです。カメリア：ホホバ＝1：3の割合でブレンドしたトリートメントはおすすめ。頭皮のスペシャルケアとしてはオイルを満遍なく塗布した後に皮膚を動かすように刺激をした後に温湿布で温め、普段どおりにシャンプーをする方法です。髪に弾力とコシを感じることができるでしょう。他にも、同じようにホホバオイルとブレンドして蜜蝋クリームを作っておけばお風呂上がりなどの毛先のケアが出来ます。