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キャリアオイルの使い方

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アロマ

キャリアオイルはボディーのトリートメントやフェイシャルトリートメント、クラフトで何か作るときなどに使用する精油を中和するような役割のものです。このキャリアオイルも種類によって含まれている成分や働きが違うので、肌や心、メンタル状態や用途、目的にに合うものを選択することが大切です。精油と同じようにキャリアオイルも使い分けてみましょう。


キャリアオイルの条件

精油は原液を肌につけるのではなく、キャリアオイル(植物油)などで希釈して使用します。この、希釈するものをキャリア(基材)と呼ぶおですが、『精油を身体内に運ぶもの:carry=carrier』という意味から名付けられています。キャリアとして使われるのは植物油だけではありません。無水エタノールやクレイ(粘土)、天然塩、はちみつ、ミツロウ、無香料クリーム、ジェル、精製水などの機材があります。
また、手作りの化粧品やクラフトなどで使用するときにはベースオイルとも呼ばれます。


いいキャリアオイルの6つの条件

  • 植物油であること。
    ベビーオイルなどの鉱物油は、肌に被膜を作るだけで皮膚には浸透しません。アロマでは精油を身体内に浸透させることが目的なので、浸透できる植物油(キャリアオイル)を使用します。


  • フレッシュなこと。
    キャリアオイルは酸化しますので必ず使用期限を守りましょう。酸化している古いものは使用できません。


  • 匂いや色が少ないこと、そして香料、添加物が加えられていないもの。
    匂いが少ないものが新鮮な証拠です。酸化すると匂いがキツくなるし、色も濃くなります。また、不純物の入っていないピュアなものを選択してください。


  • 滑りがいいこと。
    滑りの良さはトリートメントの心地よさを決める大切なポイントです。程よく滑りのいいものを選びましょう。
  • 栄養価が高いこと。
    キャリアオイルにはオレイン酸やリノール酸などの脂肪酸のほか、ビタミンAやEなどの肌に良い成分が含まれています。肌や体質に合ったものを選びましょう。


  • メリットがあること。
    高温圧搾のものは本来のビタミンAやEが変質している可能性が高いため、低温で圧搾されたものを使いましょう。また、食用の大豆油、サラダ油、天ぷら油などは添加されている物質にアレルギーの可能性があるためトリートメントには使用できません。


キャリアオイルと同じようにキャリアオイルもフレッシュなうちに使うことが重要です。
初めてキャリアオイルを購入するときには、まずは使う分だけを購入してみましょう。そうすることでどんなときにどれくらいの量を使うのかを把握できます。



キャリアオイルの保存方法と使用期限

保存方法は精油と似ています。
保存容器は密封できるガラスの瓶で保存をするようにし、高温多湿を避けてなるべく光が当たらない涼しい場所で保管してください。また、空気に触れた分酸化が早くなりますので蓋をしっかり閉めましょう。
使用期限は酸化しやすいキャリアオイルと酸化しにくいキャリアオイルがあります。酸化しやすいキャリアオイルの場合は開封して1ヶ月、酸化しにくいキャリオイルは6ヶ月を目安に使い切りましょう。

MEMO

もし使用期限を大きく超えてしまったら、破棄するかオイルキャンドルとして使用する方法をおすすめします。




キャリアオイルの特徴

  1. 植物の種子や果実から抽出したオイルであること。
  2. 不飽和脂肪酸を多く含んでいること。
  3. 必須脂肪酸を多く含んでいること。
  4. 美容・健康面でのメリットが高いこと。




キャリアオイルの役割

  1. 精油を希釈すること。
  2. 揮発性の精油の揮発を抑えること。
  3. トリートメントの際の滑りをスムーズにして心地よいタッチングができること。
  4. 精油の皮膚への浸透や吸収の手助けをすること。


キャリアオイルに対する精油の希釈濃度

アロマではキャリアオイルに対して精油がどのくらい入っているのかを『希釈濃度』と呼んでいます。濃度が濃いと身体に負荷になる、皮膚に刺激を感じるということが起きてしまうのですが、対象者や塗布する部位、肌質によって適宜希釈濃度にすることで防ぐことが出来ます。


家庭で使用するときの希釈濃度の目安

健康な大人の場合

・トリートメント基材の量の0.1〜1%の精油をブレンド。
全身・トリートメント基材の量の1.0〜2.0%の精油をブレンド
部分・トリートメント基材の量の2.0〜2.5%の精油をブレンド
局所・塗布基材の量の3〜5%の精油をブレンド


それ以外の場合

1歳未満ハーブティー、芳香蒸留水中心基本的には精油を使用しない。
室内での拡散にとどめ、赤ちゃんの肌や身体に刺激がないように工夫する。
1〜3歳芳香蒸留水、ハーブティー、右記の精油を少量精油についてはラベンダーカモミール・ローマンティーツリーをメインにして希釈する。
濃度は0.1〜0.2%が目安。
3歳〜7歳芳香蒸留水、ハーブティー、右記の精油中心精油は3歳までの精油と同様のものを使用する。
希釈濃度は3〜5歳0.2〜0.5%5〜7歳0.5〜1%を目安にする。初めて使う場合には30mlに2〜3滴の希釈で始める。
7〜12歳禁忌以外の精油は使用可能希釈濃度は0.5〜1%を目安とし、健康な大人の1/3〜1/2以下の濃度に調整する。
65歳以上禁忌以外の精油は使用可能年齢が高い場合は濃度を薄めにする。
健康な大人の1/2程度の濃度にし、血圧、持病によって避けた方がよい禁忌の精油を確認すること。




初めて塗布やトリートメントであれば、まずは1〜3滴の濃度でやってみましょう。そして、する方もされる方も心地よく感じることが大切です。お互いに気持ちの良いトリートメントになるようにしましょうね。


精油滴数の計算


では、どうやって希釈濃度を計算しているのか。
みなさんは知っていますか?
基本的に1%を目安に濃度を計算します。つまり、原液の精油を100倍に薄めるということです。


希釈濃度の計算と手順
基材:キャリアオイル30ml
精油:1滴(0.05mlのドロッパーボトルの場合)

  • キャリアオイル30mlに対する1%の精油の量を求める。
    30(ml)×0.01(%)=0.3(ml)

  • 0.3mlの精油は何滴になるのかを求める。
    0.3(ml)÷0.05(ml)=6滴

  • 6滴の精油を30mlのキャリアオイルに加えると1%濃度のものが出来上がる。


どうでしょうか。
慣れてしまうと難しいことはないのですが、最初はちょっと大変ですよね。実は私も始めた頃はどの数値がどこに必要なのかで苦戦しました。ですので、今から紹介する法則を覚えちゃいましょう。

精油の濃度の法則

いかがでしたでしょうか。
希釈濃度を守ることでに自分で出来ることがたくさん増えていきます。そうなると今まで以上にアロマが楽しくなりますね。特にトリートメントではこの濃度の法則を利用することになりますので、付箋などに書いて貼っておきましょう。
また、キャリアオイルの種類も紹介していきますので参考にしていただけたら嬉しいです。




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