近年はアロマというカテゴリーがとても広がり、香りに関する商品がとても増えました。個人的にはとても嬉しいことです。
しかし、私がアロマを始めた頃は、まだまだ手の届かない富裕層や生活に余裕がある人がやってるもの、、、みたいな偏見があったように思います。当時は精油を購入ししたくても今のように取り扱っているようなお店もありませんでしたし、ましては今のように情報がなくてとにかく苦労しました。
それでもやり続けてこれたのは、やはり好きだからという気持ちがあったからだと思っています。
さて、現在はアロマが本当に身近になりました。ありふれていると言ってもいいくらいだと思っています。その反面、本来の『アロマ』から逸れているように感じています。アロマをやり始めたいと思っているのであれば、私は正真正銘のアロマ、精油に触れて欲しいのです。
そこで、私なりの見分け方をご紹介します。最後まで目を通して頂き、是非とも本物の精油と判断できる目を養ってもらいたいです。
『精油=エッセンシャルオイル』を判断する目を養う
アロマテラピーの専門店で購入する。
先ほどもお話ししたように、近年ではさまざまなところで購入することが出来るようになりました。反対に「たくさんのメーカーやブランドがあって、どれを買ったらいいのか分からない・・・」という声を聞くこともあります。
本当に初めて精油を購入するというときはまずは専門店で購入してください。そこで香りを嗅いでみて購入する方法が1番です。もちろん購入したい香りが決まっているのであれば問題ありません。
また、通販でも購入したいときは専門店が経営しているサイトで購入することを推奨します。会社概要に詳しく記載されているはずですので、目を通してみてくださいね。
そして、分からないことがあればたくさん聞いてみてください。店頭にいるスタッフさんは間違いなく専門家です。必ず質問には答えてもらえますし、もしかしたら知らなかったことも教えてくれるかもしれません。
もちろん通販も同じです。お問い合わせをして疑問を解決しましょう。
アロマテラピー専用の精油なのかを確認する。
先程もお話ししたように、アロマの需要は著しく増えました。しかしながら、本当に精油なのか疑わしいものが増えたとも思っています。スキンケア、ヘルスケアに限らず、アロマは本物の精油ではないといけません。だからこそ、精油には大切な情報が記載されています。その大事なことが箱やボトル、別紙に添付書いてあれば本物ですのでまずは確認をしてください。
- ブランド名
- 品名(通称の名前や名称)
- 学名
例 Lavandula angustifolia(ラベンダー)、Melaleuca alternifolia(ティーツリー) - 抽出部位
- 抽出法
- 生産国や原産国
- 内容量
- 発売元や輸入元
品名、学名は瓶に必ず記載してあります。
上記のような詳しいことに関しては別途用紙に書いてあると思いますので確認してください。
また、輸入された精油に関しては別紙がないことが多いように思いますので、その際は専門家に相談してからの購入をおすすめします。
遮光瓶は必須
精油は製品になったのと同時に酸化が始まります。この酸化をできるだけしないように、ガラスの遮光瓶に入れておく必要があるのです。
他にも、遮光されているからといってガラス製ではない瓶だとしたら、個人的にはおすすめしません。なぜならば、他の瓶の場合、精油と化学反応を起こしてしまうことが考えられるからです。
また、その遮光瓶もいろいろな色がありますが茶色の瓶がより遮光してくれます。
初めて購入する精油は1番好きな香りでOK
アロマを楽しむためには、まずは1番好きな香りであることがとても大切です。人間は、脳に香りが届くことでリラックスしたりリフレッシュしたりします。その結果免疫力を増やすことができて健康へと近づくことが出来るのです。逆に、苦手だと感じる香りは逆効果となる場合もあります。ですので、まずは1番好きな香りを購入しましょう。
次は使う目的で購入してみることです。
精油の効果をもとに数種類チョイスして、その中でも1番好きな香りを選んでください。苦手な香りなのに効果が得られそうだからという選び方はしないでくださいね。逆効果になってしまうこともあります。なのでこの選び方もまずは好きに近い香りを選んでみてください。
最後は持っている精油とブレンドすると心地よい香りになりそうな精油を選ぶ方法です。これは効能で選んでみてもよいですし、気になっていた精油でもよいと思います。
とにかく好きな香りであることが重要です。
遮光瓶のところでもお話ししたように、精油として造られたときから劣化が始まります。しかし、精油が手元に来てからは私たちの管理が重要になってきます。その原因として代表的なものが、高温多湿や急な温度変化、酸素、紫外線(光)などです。
精油は必ず冷暗所で保管してください。理想的な温度は15度前後です。さらに木製や精油が触れても溶解しにくいコーティングがされた保存ケースで保管出来ると長く利用できます。
保存期間はだいたい開封してから1年、柑橘系は半年だと考えてください。他に劣化の判断ポイントは精油の色が変化していたときです。透明だったものが黄色くなっていたり、逆に黄色だった精油が白くなっていたりしたら劣化しています。
また、精油に粘り気が出たときも該当します。もともとサラッとしていた精油がベタベタしていたら劣化している証拠です。しかし、元来粘度がある精油、温度で粘りが出る精油もありますので、購入したときにどんな精油なのかもチェックしておくとよいでしょう。
あとは香りでも判断できます。これは個人的な判断方法なのですが、酸化した匂いがしたときです。説明しにくいのですが、金属?ツーンと鼻にくるような香りがした際は精油とサヨナラしています。
身近になった精油ですが、決して安価ではありません。だからこそ自分の五感で見極めてくださいね。
そして精油マイスターになってください。