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ネロリ/Neroli

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アロマ

「どんな精油なのか知りたい」、「どの精油を選んだら良いのか分からない」というような声をよく耳にします。確かにアロマの専門店に行けばたくさんの精油がズラーっと並んでいますし、「これだ!」という1本と出会うのは本当に大変です。
ここではテーマになった植物の歴史や情報、ブレンドのコツをまとめてみました。
皆さんの購入するときの参考にしてもらえると嬉しいです。

プロフィール

植物の特性・特徴
日本では春の終わりから初夏にかけて香りのよい花を咲かせてくれる植物です。実はネロリはビター・オレンジの花です。
小さく白い肉厚の花を咲かせてくれます。
また、葉はプチグレン、果実はビター・オレンジとして精油が存在する、とても万能な植物です。
栽培にはとても時間がかかり、移植後4年は花が咲きません。咲いてくれたとしても、1本の木から15kgほどの花しか収穫できないために精油は価格にして5mlで15,000〜20,000円と非常に高価です。

また、17〜18世紀にかけては香水業界や化粧業界でネロリの芳香蒸留水(フローラルウォーター)が人気を博し、『もっとも優雅な芳香』だと言われていました。



学名の由来
植物名であるネロリという名前は、17世紀のローマ近郊にあるネロリ公国の公妃がネロリの精油を手袋やスカーフなどのあらゆるものにつけていたことから由来しています。


香りのイメージ

  • 苦味の奥に気品のあるオレンジの香り
  • 花の甘い香りだけでなく、葉や果皮にもあるウッディな香りや爽やかなシトラスの香り




基本データ

植物名ネロリ/Neroli
学名citrus aurantium
科名ミカン科
属名ミカン属
和名ダイダイ(橙)
別名オレンジフラワー
産地イタリア・フランス・モロッコ・チュニジア・ポルトガル・エジプト
コモロ・スペイン
抽出方法水蒸気蒸留法
部位
主な成分リナロール
α-テルピネオール
ゲラニオール
リモネン
ピネン
酢酸リナリル
酢酸ゲラニル
(微量成分)ネロリドールなど多数
主な作用鎮静
鎮痛
鎮痙
ホルモンバランス調整
抗うつ
抗不安
自律神経調整
精神安定
抗菌
抗真菌
抗ウイルス
細胞成長サポート
皮膚軟化
ノートミドル
東洋医学から見た性質温度は凉、湿度は平
五行説火(そして木)
花言葉「花嫁の喜び」「繁栄と多産」
誕生花9/24


注意事項・禁忌

・香りが強いので少量(基材30mlに対して)3滴ほどで十分です。
車の運転集中したいときには使用しないようにしましょう。



効果・効能

身体

身体:消化不良、腸内ガス(鼓腸)、食欲不振、胃痛、便秘、下痢など
:妊娠線の予防、皮膚の老化防止、シミ、そばかす、色素沈着、スキンケアなど

ストレスが原因で起こってしまう消化器系のトラブルに向いている香りです。
大人だけではなく子供にも使える香りなので家族で利用することができます。
また、ネロリは昔からお肌のケアに用いられてきました。
皮膚の生まれ変わりと引き締めを手助けしれくれる働きをしてくれるので、全ての肌に使用することができます。
特にシミやそばかすの対策、色素沈着やくすみの予防などの加齢に伴って現れてくるトラブルの救世主になってくれるでしょう。
ここでおすすめの使い方をご紹介します。
ネロリは妊娠中の妊娠線や肥満のときに起こる肉割れの予防に使えるという万能な精油です。
この場合は体型維持はもちろんのことですが、保湿をすることで予防が可能で、キャリアオイルにブレンドしてのトリートメントで対処できると思います。



鬱状態、喪失感、孤独感、悲嘆、感情の消耗、過度の攻撃性、ショック、失望、ペットロス、心配、不安など

日々過ごすことに精一杯な方、意欲的に何かに取り組むことなど到底出来ないと感じじている方、ストレスへの対応が苦手で感情的に追いつめられて身動きがとてない方に向いている香りです。
魂を癒して安心感や慰めを与えてくれるでしょう。
他にも身体のバランスが乱れてしまい、心身の不調や緊張性の発汗、吐き気、口の渇きを感じているときに役立ってくれます。
もともと感受性が鋭い方に向いている大人から子供、高齢者まで幅広く使えるため、さまざまなシーンで活用してみましょう。

よくある質問

Q
妊娠中ですが、ネロリは使えますか?
A

妊娠初期は控える必要がありますが、妊娠中期からは使用できます。
また、光毒性や皮膚刺激もありません。
しかしながら、少量で使用すること、体調にはくれぐれも気をつけたうえで楽しんで香りを楽しんでください。



ブレンド

シトラス系・フローラル系・ハーバル系・レジン系・ウッディー系と幅広く相性の良い香りです。
その中でも甘みの強いアブソリュート類との相性がよく、ブレンドすればフローラルブーケのような華やかな香りを演出してくれます。
また、ローズマリーやパインサイプレスのようなウッディー系の精油とのブレンドは優しいニュアンスの香りに変化してくれるでしょう。
他にもローズオットーメリッサラベンダープチグレンマンダリンカモミール・ローマンオレンジ・スイートのブレンドで精神面でのケアに役立ってくれます。

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生活の木





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