5月末から7月初〜中旬にかけての、曇りや雨の日が多くなる時期のことを『梅雨』と呼んでいます。
この時期になると天気につられて気分も滅入りがちになってしまったり、室内の湿度と気温が高く、ジメジメした日が続けば身体が重く感じたりやる気が出なかったりと不快な日々を送ることになりますよね。また、最近ではこの時期に現れる特有の症状を『梅雨だる』という言葉があるほど私たちに影響があります。
ここではそんな梅雨だるの時期にアロマを使って快適に過ごせるレシピを紹介したいと思います。
梅雨なると出てくる症状
- 身体がむくむ
- 身体が重い
- 頭が重い、または頭痛がする
- めまいがする
- 食欲がなくなる
- お腹の調子が良くない
- 関節が動かしにくい、または痛い
- 気分が落ち込みやすい、または落ち込んでいる
- 何もしたくなくなる
- ぼーっとして集中できなくなる
- イライラしがちになる
みなさんに該当するような項目はありましたか?
実はこの私も梅雨の時期になるとこういった症状が現れがちです。
ではどうしてこのような症状が出てくるのか、詳しく見ていきましょう。
症状が出てくる原因
気圧の変化
梅雨の時期になると続く天候が低気圧です。
普段は『興奮モード』の交感神経と『リラックスモード』の副交感神経のバランスが取れている状態なのですが、梅雨の時期はこの『副交感神経』が優位になってしまいがちなので眠気を感じたりだるさを感じたりしてしまうのです。
また、低気圧が続くことで『ヒスタミン』という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなるために肩こりや偏頭痛が酷くなってしまう傾向があるようです。
湿度の変化
梅雨の季節は湿度がとても高くなります。湿度が高くなると身体内にある水分の排泄が上手く行われず、身体内に溜まってしまいます。この結果、むくみやだるさ、頭痛が現れやすくなります。
日照時間の変化
曇りや雨の日が続くことで日照時間が減少します。その影響で身体は日照不足になってしまい、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの減少やビタミンDの不足が起きてしまいます。心が不安定になり、気分が落ち込んでしまうのはこれらが減少することによって起こるものです。
他にも、気温の差や睡眠の質などがあげられます。
これらはひとつだけが原因のこともありますが、いくつもの条件が重なってしまうことでより身体にも影響が出やすいですでしょう。
梅雨だる対策
では、どんな対策をしていけば良いのでしょうか。
詳しく解説していきます。
- 曇りや雨の日でもカーテンを開けて部屋を明るくする
- きちんと食事を摂る
- 日中は身体を動かして活動的にする
- お風呂はシャワーで済ますのではなく、ぬるめのお湯に浸かってしっかりリラックスする
- 質の良い睡眠をとる
曇りや雨の日でもカーテンを開けて部屋を明るくする
梅雨の時期にこそ日光を浴びるようにしましょう。晴れ間が出たら散歩をしてみたり、カーテンを開けて室内に明るい光を取り入れるなど、できることを継続してみてください。日光を浴びれば、体内で不足していたセロトニンやビタミンDなどが生成され、身体の健康はもちろんのこと、気持ちもスッキリするはずです。
きちんと食事を摂る
特に心がけたいのが朝食をしっかり摂ることです。十分な睡眠から目覚めたあと、食事をきちんととることによって自律神経の活動が活発になり、体内リズムが正常になります。
日中は身体を動かして活動的にする
外で運動できない時には室内でストレッチをすることでストレスを解消しましょう。また、仕事の日には運動不足になりがちなので、出来るだけ歩いたり、階段を使ったりして解消するのがおすすめです。
お風呂はシャワーで済ますのではなく、ぬるめのお湯に浸かってしっかりリラックスする
少しぬるいと感じるくらいの温度にゆっくりと入浴することで、交感神経と副交感神経が切り替わります。
また、体が温まって血流が良くなる温熱作用により疲労が取り除かれ、肩こりなどのケアが出出来ます。他にも、水圧作用は手足に滞っていた血液を押し戻し、心臓の働きを活発化させてくれたり、浮力作用は、体重を支える筋肉や関節を休め、全身の緊張をほぐしてくれるというメリットばかりの機能が入浴にはあります。
質の良い睡眠をとる
湿度で肌がベタベタしたり、暑苦しくて眠れないときは室温は26度以下、湿度は50~60%を目標にして設定してみましょう。
また、就寝前と起床前にはエアコンのタイマーをセットして、最適な環境を保つこともおすすめです。
他にも照明の明るさ、寝具の硬さなども工夫してみるのも良いでしょう。
まずは難し事は考えず、みなさんが知っている基本的な生活サイクル『当たり前の健康的生活習慣』を目標にしてみましょう。
実はこれ、簡単そうで難しいんです。私もこの修正に苦戦した経験があるからです。崩すことは簡単なのに、直そうとするのは大変なんですよね。ポイントは1度に全部直してしまおうとしないことです。初めから完璧を求めてしまうと逆にストレスになってしまいがちなので、まずはひとつ改善していくようにしましょう。
対策中におすすめの精油(アロマ)
対策しているのに気分が滅入りがち、、、そんなこともあると思います。
そんな時はひと息休憩して、頑張っているあなたをサポートしてくれる精油の香りを楽しんでみましょう。
シトラス系
レモン・グレープフルーツ・オレンジ・ベルガモット
弾けるような爽やかな香りでリフレッシュな気持ちにさせてくれます。
ハーバル系
ペパーミント・スペアミント・ハッカ(薄荷)
清涼感を与えてくれるのでスッキリさせてくれる香りです。
フローラル系
カモミールローマン・ラベンダー・ネロリ・ゼラニウム
リラックスをもたらしてくれるため、ストレスのケアに向いています。
ウッディー系
ローズマリー・ユーカリ・パイン・サイプレス
香りで森林へと誘ってくれます。
冒頭でもお話ししたように、梅雨の時期はどうしても憂鬱になりがちです。対策に苦戦してしまったときの気分の落ち込みも重なってしまうと、なおさらストレスが溜まってしまいまよね。
しかし、こういうときに活躍してくれるのがアロマ(精油)です。鼻から脳へと刺激を与え、リラックス、リフレッシュをもたらしてくれます。
また、アロマは締め切った室内の空間も浄化してくれるため、部屋干しの衣類や寝具などにも良い影響を感じることが出来るでしょう。
また基本的なアロマスプレーに上記の中から好きな香りをセレクトして作ってみるのもおすすめです。
手作りアロマグッズ
せっかくなら手作りのグッズを作ってみましょう。
アロマの除湿剤
材料
・空き瓶
・重曹 1カップ
・精油 10〜20敵
・ガーゼまたは布 瓶の数分
・輪ゴム
how to
・1カップ分量った重曹に好きな精油を20滴未満落としてよく混ぜる。
・混ぜたら選んでおいた瓶に入れ、瓶の蓋をするのではなく、ガーゼまたは布を蓋がわりにする。
・重曹が溢れないように輪ゴムなどで縛る。
数をたくさん作りたいのであれば大きなボウルなどで一気に作ることも出来ます。
使用中、香りが薄いと感じるようになったときはその都度精油を足しましょう。
重曹の交換の目安はだいたい1〜2ヶ月ですが、湿度の高い時期は1ヶ月ほどで固まってきますのでラベルなどを貼っておくと便利です。
お子さんと一緒に作ることが出来ると喜ばれたレシピのひとつです。
ぜひ作ってみてくださいね。
では大きなリビングや寝室の部屋にはどうしたらいいのか。
長い時間過ごすリビングと寝室は誰もが気落ちよく過ごしたい場所です。この空間が快適だと身体も心も気持ちよく1日が終わります。梅雨の時期は特にこの空間を念入りに環境を整えて欲しいという意味も込めて除湿器をご紹介します。